本当の痛みの原因は首ではなかった~頚椎症を克服するまで

頚椎症克服するまで

本当の痛みの原因は首ではなかった

またもや鍼灸院へ

整形外科で腕がしびれるのは頚椎ではないことがわかり、新しい治療法を探すことに。

いろいろ知り合いに経緯について話していたところ、腰痛や寝違いなどあっという間に治してしまうという鍼灸院を教えてもらうことに。

最近では予約がとれる鍼灸院が多いですが、こちらの鍼灸院は予約が取れませんでした。お盆休みを活用して、午前11時ごろに訪問。

すると、待機中の患者さんが3名~4名ほどいて、待合室は満席。それだけ人気ということで安心しましたが、診察を受けるのに1時間ほど待つことに。

これまでの経緯を院長へ話すことに。すると、今までにはない話を聞けることになりました。

本当の原因は「血液の流れが悪いこと」だった

これまで頚椎や肩に問題があると思っていましたが、実は肝臓に問題があるのではないかとのこと。

これまで右側だけ痛くなる人に肝臓が悪かった症例があるそうです。実際に帰宅してから調べてみると、このような記事がありました。

内臓の疲れ”というのは、実は右側の肩こりと肝臓や胆のう関係があることが分かってきています。それは右側の大胸筋(胸の筋肉)が、胆のうや肝臓と神経的につながっているからです。肝臓に問題が有るときは、肝臓の上にある横隔膜が刺激されて、右肩の動きが悪くなるため右側が肩こりになります。胆のう炎や胆石のときは、右肩から肩甲骨にかけても強く痛むと同時に、右上腹部が激しく痛みます。

(右肩だけが肩こり!肝臓が不調のサインかも!?)

特に最近では痛みが右腕だけではなく、左腕に出ていることから、体の中に問題がある可能性があるそうです。東洋医学では「淤血(おけつ)」と言うそうです。

 瘀血・淤血(おけつ)とは、伝統中国医学において、うっ血や血行障害など、血の流れの滞り、またはそれによって起きる様々な症状や疾病を指す言葉である。この前駆状態は血瘀と呼ばれる。

自分でも解決しようと体をチェックしていたところ、肋骨の下辺りのツボを触ると痛かったのですが、そのツボは章門と言い、肝臓が悪いときに反応があるようです。

院長によると、これまでに内科系の病気を患ったことがなかったことから、ストレスによるものではないかとのことでした。

確かに仕事がない日は調子が良かったように思います。今までの治療や努力が無駄なのかと思い、院長に質問すると、「一番の原因が肝臓にあるだけで、他にも問題があったかもしれない」とのこと。

診察する際には肩甲骨もチェックしていただき、「肩甲骨は使えているので、トレーニングのおかげかもしれない」とも言っていただけました。

毎日貼ってもいい鍼で治療することに

そこでおけつを改善するために(肝臓をよくするために)鍼の治療を受けることになりました。

鍼はこれまで自分でも使用していたパイオネックス。しかも、0.6mmでした。これまで1.5mmを使っていたので怖くもありません。

不思議なことに触ると痛いツボには鍼を打たず、その場所を触りながら、ふくらはぎや足首のツボを押していました。

足のつぼを押しながら、章門の反応を見ていました。左足に2箇所、右足に2箇所鍼を刺していただくことに。鍼ははがれなければ1週間ほどつけていいとのこと。

「もしも1週間して改善されなければ再度来て欲しい」と言われました。

どうして直接痛いところに鍼を打たないのかと思ったのですが、あとで調べると「2点療法」という手法でした。

直接針を打つよりも、関係するツボを刺激したほうが効果があるとのこと。

何となく痛みの原因がわかったのですっきりしました。

その後・・・

その後、1週間に1度のペースで鍼灸院に通院しました。通院して3ヶ月ぐらいしても、完全に痛みがなくなることはありませんでした。しかし、首を後ろにそらすと、腕が痛くなることはほとんどありません。

たまに腕だけが痛んだり、首が張る程度にまでなりました。特にストレスを感じたり、長時間イスに座って作業をしていると発生するようにも思えます。

あらためて「自分のことは自分で守ること」「健康が大切であること」を痛感し、パーソナルトレーニングを受けて体の使い方も見直すことにしました。

ともかくできることは何でもするようにしました。すると、痛みを全く感じない日もあります。

あとはどのようにして病気と付き合っていくかだけ。最後に今回の経験を通じた学んだことを作品にしました。健康には気をつけましょう。

 

健康8カ条

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