鍼は効くのか~頚椎症を克服するまで

頚椎症克服するまで

頚椎症に鍼は効くのか

「頚椎症」の名医を探すことに

「頚椎症」の名医を探すために検索エンジンで「頚椎症+治療」などのワードで検索。そのなかに頚椎症の治療方法について詳しく書いてある鍼灸院を発見。

実際に先生にお会いすると腰が低い方でしたが、HPの文章からとても強気な印象がありました。

「信用できないなら来なくてもいい」「治療法は間違っている」など書かれていました。

それでも信用できたのは頚椎症の実績。これまでに2000名以上の方の治療を手がけられていました。

何より先生自身が頚椎症を2回も罹っていました。ご自身で鍼を打って治されたようです。

同じ病気を体験されている先生は患者の痛みもわかるため信用できます。またホームページには患者さんの手書きの感想が掲載されており、なかには北海道から通われている人もいました。

ただし、残念なことが1つありました。

自宅からも近いということもあり、予約の電話をすると、2週間待たされることになりました。さらに初診の日は治療してもらえず、別の日に治療を受けることになりました。

早く治療を受けたいのにあまりにも人気で診察を受けることができませんでした。

パソコンの見る位置を変えることに

やっと鍼灸院の予約が取れて院長の診察を受けることに。

首を後ろにそらすと腕に痛みが走ることを説明すると、「頚椎症ヘルニア」もしくは「頚椎症性神経根症」のどちらかだと診断されました。

どちらなのか気になり院長へ質問すると、精密検査をしないとわからないとのこと。

私の症状を聞く限り、検査をするほどではないとのことでした(その後、精密検査をしたのですが異常無しでした)。しかし、運動は控えたほうが良いといわれました。

院長より今後の治療方針などお伺いするなかでオススメされたことがありました。

パソコンを使用するときには目線を高くすること。

今回、姿勢の影響で頚椎症になった可能性もあり、自宅のパソコンはデスクトップでしたが、会社のパソコンはノートパソコンでした。

そのとき、腰痛持ちの同僚がノートパソコンを台の上に置いて使用しているのを思い出しました。

すぐにアマゾンでパソコンの台を購入することに。使い始めたときはそれほど効果を実感しませんでしたが、ある程度時間が経つと、首への負担がなくなったように思えます。

高さが物足りなかったこともあり、本を置いてさらに高くして使用しています。

 

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治療は短期集中がいい

鍼灸院の治療を始めたのが5月。今まで鍼の治療を受けてこなかったため、どれほど痛いのかわからず不安でした。いざ院長より鍼の治療を受けてみると、それほど痛くありませんでした。

右手の中指に10本ぐらい鍼を刺したのですが何も感じません。首の周りや肩の周りにも鍼を打っていただきました。

その後、アシスタントの人に代わり、首や肩の鍼に電流を流して頂きました。いまだに電流を流すことがどれだけ効果があるのかわかりません。

1回目の治療が終わった後はそれほど効果を実感しませんでした。さらに治療後は少し気持ちが悪くなることに。

これは血流が良くなっているために起こる現象になるそう。あまりにも人気があるため、次の予約が2週間後になってしまいました。あとから実感したことですが、針の治療は短期間に集中して行ったほうが良いです。

正直、治療費は保険がきかないため、1回あたり5400円もすることもあり、短期間に何度も通院するのにはためらいがありました。しかし、健康への投資と思えば安いかもしれません。

セルフ鍼をしてみることに

鍼治療2回目。初回の治療から2週間経過していました。予約が取れないということはそれほど信頼されている先生だと思い、あせらないようにしていました。

治療を開始したときは腕にチリチリした痛みがあったのですが、なくなってきました。また、首を後ろにそらしても痛みはなくなった気がしました。

なかなか治療を受けられたないため、自分で鍼ができないかと思いました。

鍼灸院にも自分でできる鍼のポスターが貼っていたため、受付のアシスタントの方にどこに鍼を刺せばいいのか聞いてみました。すると「痛みを感じるところに刺せばいい」とのこと。

しかし、あまりにも自信がなさそうに答えるため、あらためて院長にも聞くことに。すると、院長がいつも刺している場所に鍼をするのも効果的という話でした。

白鳳、羽生選手も使用しており、アマゾンで購入して、自分で鍼を刺してみることに。

鍼の治療を続けたけど

定期的に通院し、鍼の治療を9回目。いつもは右腕、首のあたりに鍼を刺してもらっていましたが、治療方針を変え、首を集中して治療するために、両肩と首のあたりを中心に針を鍼を刺してもらうことになりました。

治療中はベットにうつぶせになるため、まったく院長の顔が見えません。「痛かったら教えて下さい」と言われていたのですが、右肩に鍼を刺して頂いたときに猛烈な痛みが走りました。

左の方はまったくそのようなことがなかったのですが、右はよくないようです。その後、いつものように鍼に電流を流してもらうのですが、院長ではなく、若手の人が電気の調整をすることに。

鍼に電流を流すときはスタッフの方に電流を流してもらい、ちょうどよいところでストップします。最初に流してもらったときに、大きな電流が走り、すぐに若手スタッフの人へ指摘をすることに。

すると、その後、怖くなってしまったのか、電流を控えめに流すように。「もう一度電流が強いと耐えられない」と思い、電流をさほど感じないところでストップさせていました。

今回、鍼の治療の後すぐに予定を入れてしまっていたので、あまり気分よく施術を受けることができませんでした。通院するときにはゆとりあるスケジュールを立てたほうが良かったと反省。

この治療が功を奏したのか、次の日の朝、腕に痛みが走ることはほとんどありませんでした。しかし、その後、痛みが再発。なぜか体中に人差し指、左膝などちくっとした痛みがはしっていました。

ネットで調べると異痛症といわれるもので、脳の誤作動によるもの。自律神経のバランスが崩れてしまうことにより発生するということで、リラックスすることを心がけたいと思いました。

10回目に通院したとき、院長に「他に原因があるのではないか」と尋ねましたが、答えていただくことができませんでした。いつもどおりの治療が正しいと思い込んでいる節があり、通院するのをやめることにしました。

何か結果がでないときは違うアプローチをすることが大切です。

整形外科で調べることに

すっと鍼で治療してきたのですが、なかなか症状が改善せず、痛みの原因を調べるために整形外科へ。レントゲンでは原因がわからないと重い、MRI検査できる病院を探しました。

とはいえ「地域名+病院+MRI」で探したのですが、なかなか近所では見つかりません。また、閉所恐怖症ではないのですが、オープン型のMRIを備えているところを探したせいもありました。

何とかMRI検査を受けられる病院を探し、整形外科で診察を受けることに。診察をしてくれた先生にこれまでの経緯を話したのですが、あまり目を合わせない人で不安でした。

レントゲンをとって、触診してくれたのですが、明確な原因はわからず、筋肉の緊張により、痛みが発生しているとのこと。あまり腑に落ちませんでしたが、漢方を処方をされて、2週間ほど飲むことになりました。

しかし、肩はやわらかくなった感じがしましたが、痛みは消えず、2週間しても症状は改善しませんでした。レントゲンをとっても何もなかったのは好材料でしたが、頚椎症経験者に聞いたところ、MRIをとったほうがいいとのことでした。

そして、もう一度診察を受けたときに、MRI検査を受けさせてもらえないか先生へ打診。すると「それで不安が解消されるのであれば」ということで受けさせてもらえました。

当初はMRI検査を受けるのが手間がかかる、人気なので受けられないかと思っていましたが、あっさりその日にMRI検査を受けることできました。

15分ほどベットに横になり、ノイズが流れるのを聞くだけであっという間。診察結果はすぐに出ないため、1週間後に訪問して欲しいとのこと。

1週間後、病院を訪問して診察結果を伺うと、脊髄が流れる血管が細いものの、何も問題はなしとのことでした。今まで頚椎から痛みが出ているのではないかと思っていたため、安心しました。

もしも痛みがなくなれば、完治することは可能ということです。

 

本当の痛みの原因は首ではなかった~頚椎症を克服するまで

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