この記事は、instagramフォロワー数60万人以上、「そのままでいい」「きっと明日はいい日になる」など累計90万部以上の著者(@yumekanau2)が執筆した記事です。

猫みくじ~早く始めた人より諦めなかった人が結果を出す
「才能がないから、もう無理だと思ったんです」
ある後輩が、ぽつりとそう漏らした日のことを、今でも忘れられません。
その一言を聞いたとき、ふと自分の新人時代を思い出しました。
キラキラした同期たちと比べて、何ひとつ勝てる気がしなかったあの頃。
でも、今こうして少しずつでも結果を出せているのは、能力があったからではありません。
諦めなかったから。
ただ、それだけだったのです。
「スタートの早さ」は、才能ではなかった
私が今の会社に入社したのは、新卒ではなく中途入社としてでした。
同時期に入ったのは、地頭の良い人、話し上手な人、即戦力のプロフェッショナルたち。
正直、「自分は出遅れているな」と感じました。
配属された当初、提案書ひとつ取っても、上司からダメ出しの連続。
「これ、誰に伝わると思う?」と冷静に指摘され、帰りの電車では何度もため息をついていました。
「なんで自分だけ、こんなにできないんだろう」
そんなふうに、自分を責める日々が続いていたのです。
転機は、小さな“違和感”から始まった
ある日、社内のナレッジ共有会で、1年先輩の発表を聞く機会がありました。
内容も分かりやすく、堂々としていて、参加者からも好評。
でも、その先輩は、私が知る限り、入社直後は私と同じように苦戦していた人です。
「あれ? あの人、いつの間にこんなに成長してたんだろう?」
気になって話を聞いてみると、意外な答えが返ってきました。
「正直、私もずっと自信なかったよ。でも、続けるしかなかったから、やっただけ」
その言葉に、ハッとしました。
「やめなかった人」こそが、結果を出す
それから私は、すべてを“できる前提”で考えるのをやめました。
「これは自分に向いてない」
「どうせやっても無理」
そんな言葉を口にする前に、とにかく“やりきる”ことを決めました。
分からないことは先輩に聞く、できないことは練習する、苦手なことも避けずに向き合う。
そのうち、上司からのフィードバックにも少しずつ「良くなったね」が増え始めたのです。
ある日、初めて自分の提案がクライアントに刺さり、契約が決まったとき、震えるような喜びを感じました。
「あぁ、やめなくて良かった」
心からそう思った瞬間でした。
成長は、ほんの1ミリずつでいい
ここで気づいたことがあります。
成果を出す人って、特別な才能を持った人じゃないんです。
毎日、ほんの1ミリでも前に進む努力をやめなかった人。
それだけ。
誰よりも早く始めた人。
圧倒的な能力でスタートダッシュを決めた人。
そんな人たちと比べて落ち込んでいた過去の自分に、今ならこう言いたい。
「結果は、最後までやった人にしか見えない景色だから」
今、悩んでいるあなたへ
もし、今「自分には向いていない」と感じていることがあるなら。
「もう無理かもしれない」と、心が折れそうになっているなら。
ちょっとだけ、続けてみませんか?
「成長している実感がない」と感じるのは、実は“変化している証拠”です。
一気に変わろうとしなくていい。
小さくても、昨日より1ミリ前に進んでいたら、それは立派な成長です。
継続は、才能を超える
「早く始めた人より、諦めなかった人が結果を出す」
この言葉を、私は身をもって実感しました。
だからこそ、今も私は、毎日少しずつでもやり続けています。
うまくいかない日もあるけれど、続けることでしか見えない景色があるからです。
あなたにも、必ずその瞬間が訪れます。
今日も、目の前の1ミリに向き合っていきましょう。