猫みくじ「第一印象が良かった人を信じすぎないように」
その人、本当に“いい人”ですか?──新しい職場で気をつけたい3ヶ月の掟
新しい職場での初日。
まだ名前も顔も一致しない人たちに囲まれ、
緊張しながら自己紹介を済ませる。
そんな中、笑顔で話しかけてくれた人。
親切に声をかけてくれた人。
仕事の流れを丁寧に教えてくれた人。
「この職場、もしかして当たりかも」
そう思いたくなる瞬間って、ありますよね。
でも、数ヶ月後に気づくことがあるんです。
「あの人、最初の印象と全然ちがった」
“第一印象”ほど、あてにならないものはない
新しい環境では、誰しも自分をよく見せようとします。
それはあなただけでなく、周りの人も同じ。
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やけに優しい
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仕事を率先して手伝ってくれる
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話しかけてくれる頻度が高い
こうした振る舞いが「親切」なのか、「計算」なのかは、時間をかけないと見抜けません。
特に最初の1週間〜1ヶ月は、**人間関係の“仮面舞踏会”**だと思っておくくらいがちょうどいい。
「最初はいい人」ほど、警戒が必要な理由
私たちは、つい「第一印象が良かった人」を信じすぎてしまいます。
でも実は、こういうケースも多いのです。
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表面ではにこやかでも、裏で他人の悪口を言っていた
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あれこれ教えてくれるけど、実は“囲い込み”だった
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助け舟のように見えて、徐々に依存を求めてきた
最初に“あたり”だと思った人が、あとから“地雷”だった。
そんな話、決して珍しくありません。
新しい職場では、まず「観察」こそ最優先
新しい場所に入ると、早く馴染もうとして
つい「いい人でいなきゃ」「早く距離を縮めなきゃ」と思いがちです。
でも、それが一番の落とし穴。
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わからないことを誰に聞くか
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誰が誰と仲がいいのか
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誰が口が軽いのか、重いのか
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誰がどのポジションにいて、どんな影響力を持っているのか
これらをじっくり見極める“観察期間”が、最初の3ヶ月。
焦らなくていいんです。
むしろ焦るほど、信用しなくていい人を信用してしまうリスクが高まります。
「口は災いの元」──余計なことは言わない
たとえばこんな小さな一言。
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「前の職場ではこうだったんですけど…」
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「この仕事、なんか無駄が多くないですか?」
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「〇〇さんって、ちょっと変わってません?」
これ、親しみやすくなろうとした一言だったとしても、
誰がどこでどう伝えるかはわかりません。
人は“情報を流すことで、自分のポジションを保とうとする”ことがあります。
悪気はなくても、噂話はあっという間に広がります。
だからこそ、最初の3ヶ月は、「話す<聞く」くらいがちょうどいい。
人を「簡単に信用しない」という自己防衛本能
これは、疑い深くなれという意味ではありません。
ただ、「見た目どおりに受け取らない力」を持ってほしいのです。
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「親切な人=いい人」とは限らない
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「無口な人=怖い人」とは限らない
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「噂をくれる人=味方」とは限らない
真実は、時間の中でしか見えてこない。
だからこそ、「信用は“じわじわ”育てていくもの」と考えてください。
「職場は社会の縮図」と心得る
新しい職場とは、ミニ社会。
人間関係の縮図です。
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権力を持ちたい人
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噂話を楽しむ人
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本音を出さずに表面だけで関係を築く人
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そして、静かに他人を観察している人
いろんな人がいます。
だからこそ、「自分がどの位置に立つか」を、慎重に見定める時間が必要です。
まとめ:「いい人そう」に騙されないために──新しい環境の心得
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最初の3ヶ月は**「観察期間」**と割り切る
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「第一印象がいい人」ほど、ゆっくり判断する
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「口は災いの元」──余計なことは話さない
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「人をすぐ信用しない」は、身を守る力
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焦らず、自分の“安全地帯”をつくる
新しい環境に飛び込むとき、
期待や不安が入り混じって、早く結果を出そう、早く馴染もうとしがちです。
でも、いちばん大事なのは、
「無理せず、自分を守りながら、確かな人とつながること」
「この人、本当に信じて大丈夫かな?」
そう思える慎重さは、
決して弱さではなく、“生き抜くための知恵”です。
新しい場所で後悔しないために。
まずは、3ヶ月。
観察することを、忘れずに。