ダイエットの神さま「ダイエットに食事制限は必要なのか」

ダイエットの神さま

どうしようもない私にダイエットの神さまが降りてきた

ダイエットの神さまとあなたとの会話を通じて、ダイエットにおいて大切なことが学べます。空欄(「    」)になっている箇所は自分に置き換えて答えてください。

ダイエットに食事制限は必要なのか

無理のない範囲であらかじめ食べる量を決めておく。

あなた
「食事制限をしたほうがいいですかね」
神さま
「やめたほうがいい」
あなた
「どうしてですか」
神さま
「続かないからだ。よくリバウンドしている人を見かけないか」
あなた
「見かけますね」
神さま
「それは無理をしてしまったからだ。ダイエット中は食事制限したり、一生懸命筋トレしても、やめてしまったら意味がない。決して無理は続かない」
あなた
「続けなければ意味がありませんよね」
神さま
「だからこそ、無理しなくても良いようにすることが大切だ。どうすればよいと思う?」
あなた
「              」
神さま
「私なら、長期的な目標を立てる。よく1ヶ月で10キロ痩せたなんてダイエット関連の広告を見るが、そんな方法は続かない」
あなた
「急激に痩せられるのはうらやましいですが」
神さま
「痩せた後が大切なんだ。もしも、急激に痩せたのであれば、それを続けるしかない。例えば、君の好きな食べ物はなんだ」
あなた
「                」
神さま
「じゃあ、それをダイエットのために一生我慢しろと言われたらどうだ?」
あなた
「しんどいですし。無理ですね」
神さま
「だからこそ、長期的に痩せる計画を立てたほうがいい。例えば、1ヶ月で2~3キロぐらいにしておいたほうがいい」
あなた
「じゃあ、私は(      )ヶ月ぐらいかけたほうがいいのですね」
神さま
「そうだ。突然、食べなくなるのはやめたほうがいい」
あなた
「お菓子でもですか?」
神さま
「そうだ。お菓子が好きならお菓子を食べてもいい。ただし、徐々に減らすことだ」
あなた
「どのように減らせばよいのですか?」
神さま
「まずはお菓子を食べる際に食べる量を決めることだ。例えば、食べる量だけ器に分けて食べるのも良い」
あなた
「そうであれば、最初から小分けになっているお菓子を食べてもいいわけですね」
神さま
「そうだな。あと、高級なお菓子を食べるのも良い」
あなた
「なぜですか?」
神さま
「高級なお菓子だともったいなくて、たくさん食べたいとは思わないだろう?」
あなた
「確かに」
神さま
「食事は無理のない範囲で減らすことだ。もしも本当に食事を制限できないのであれば、その分を運動でカバーすればいい」
あなた
「私も食べ過ぎたら、いつもより多く筋トレをすることにしています」
神さま
「必要以上に食べたら運動をするといった罰ゲームを設けるのはいいな」
あなた
「とくに仕事でお付き合いがあると避けられません」
神さま
「仕方ないことだな。運動だけではなく、会食の前日、会食の次の日の朝は食事の量を減らすのも良い」
あなた
「明日は会食なので、今日は食事の量を控えます」

帰宅してから筋トレする

帰宅してからどのように過ごしていますか。

あなた
「は~疲れた」
神さま
「家に帰ってきたようだな」
あなた
「びっくりした!待ち伏せしていたんですか」
神さま
「君を待っているほど私は暇じゃない」
あなた
「どうしているんですか」
神さま
「少し活を入れないといけないと思ってな」
あなた
「えっ」
神さま
「最近、トレーニングをサボっていないか。『今日は仕事で帰りが遅かったから』『体調が悪いから』なんて言いながら」
あなた
「どうしてわかるんですか」
神さま
「君のしそうなことなんて手に取るようにわかる。どうしてトレーニングできないかわかるか?」
あなた
「やる気がないからでしょうか」
神さま
「わかっているじゃないか。君の味方をするわけではないが、常にモチベーションが高い人なんてなかなかいない」
あなた
「そうですよね」
神さま
「だからこそ、やる気を起こさなくてもできるようにすることが大切だ」
あなた
「どうすればよいのでしょうか?」
神さま
「例えば、帰宅してすぐにトレーニングすると決めることだ。かならず誰でも家に帰るためトレーニングしやすい。」
あなた
「今しろということですね」
神さま
「そうだ。そもそも帰宅してゆっくりしてしまうと、体は休憩モードになってしまい、なかなかやる気を出すのは難しい。くれぐれもベットやソファーでくつろいでしまったら厳しい。それこそまた工夫が必要となる」
あなた
「まさに私ですね。どうすればよいのでしょうか?」
神さま
「例えば、ルーティンを作るといい」
あなた
「ルーティンとは何ですか」
神さま
「毎日同じことをする習慣だ。それをすることでやる気のスイッチが入るようにする。有名なのがイチロー選手だ。必ずイチロー選手は打席に入る前、四股を踏むような動作をしたり、打席でバットを立てたることがあるが、それもヒットを打つための状態を作っている」
あなた
「たしか、イチロー選手は起床時間、自宅でのトレーニング内容、食事の時間、球場入りする時間、試合前に行うストレッチやマッサージの内容、帰宅して食事を摂る時間、就寝時間まで決めていると聞いたことがあります」
神さま
「詳しいな。一時期、イチロー選手はルーティンのために毎日カレーを食べていると報じられたこともあるくらいだ」
あなた
「毎日カレーですか。よく飽きないですね」
神さま
「イチロー選手まで徹底する必要はないが、自分なりのルーティンを作ればいい。例えばトレーニングを始める前にいつも同じ音楽を流すのも良いかもしれない。君は誰の曲を聞いたらやる気が出そうだ?」
あなた
「(             )ですね」
神さま
「その曲を毎回聴いてからトレーニングを始めれば、いずれ音楽を聴いた途端やる気が湧いてくるはずだ」
あなた
「すごいですね!」
神さま
「他にも家のどこで筋トレをするのか、場所を決めておくのも良い。自宅にトレーニング部屋があればのぞましいが、もしもなければ、毎回同じ場所でトレーニングすればよいだろう」
あなた
「なるほど。私は(           )」
神さま
「じゃあ、今日からそのようにして筋トレしてくれ。ただし、ルーティンで気をつけ欲しいことがある」
あなた
「何ですか?」
神さま
「毎日できないことをルーティンにしないことだ。なかなか習慣化できない」
あなた
「気をつけます」

運動の順番を変えるだけで効果が変わる

ただ運動するのではなく、順番を意識するだけで痩せる効果が変わります。

あなた
「雨が降っていたけど、今日も何とか走れてよかった」
神さま
「雨の日も走るとは。ようやくやる気が出てきたようだな」
あなた
「意外と気持ちいいんですよね」
神さま
「シャワーランはいいよな」
あなた
「シャワーランって言うんですか。知りませんでした」
神さま
「アメリカでは最新の雨具を試すために、雨の日に走る人は多い」
あなた
「私は雨具は着ないですが・・・」
神さま
「ランニングもいいが、ただ走っているだけではよくないぞ」
あなた
「そんな~頑張っているのに」
神さま
「有酸素運動って知っているか?」
あなた
「何ですか、それ?」
神さま
「有酸素運動とは、酸素を消費しながらできる運動だ。ランニング、スクワット等が挙げられる」
あなた
「ダイエットと何の関係があるのですか?」
神さま
「有酸素運動は体内に酸素を取り込んで脂肪を燃焼させ、その結果できた物質をエネルギー源とする。例えば、体重60kgくらいの人が1時間軽めのジョギングを行うと大体消費カロリーは350kcal~400kcalくらいになる」
あなた
「消費カロリーが意外と少ないですね」
神さま
「より効果的に消費する方法はあるのだが・・・・」
あなた
「なんですか?」
神さま
「どうしようかな」
あなた
「もったいぶらずに教えてくださいよ」
神さま
「仕方ないな。有酸素運動の前に無酸素運動をすることだ」
あなた
「酸素を必要としない運動ですか」
神さま
「例えば、筋トレだ」
あなた
「どうして、筋トレが効果を高めるのですか」
神さま
「筋トレをすると脂肪の使われる率が高くなるということがわかっている。成長ホルモンが分泌されて、脂肪を分解し、遊離脂肪酸へと変わるからだ」
あなた
「遊離脂肪酸って何ですか?」
神さま
「覚えなくていい。使いやすい状態になった脂肪と考えてもらえばいい」
あなた
「では、そのときに有酸素運動をすると脂肪が消費しやすくなるわけですね」
神さま
「そうだ。そもそも筋トレは筋肉がつくつかない関係なしにすぐに代謝が上がる。アメリカの研究では筋トレ後の代謝が高まっている状態は48時間続くという報告も出ている」
あなた
「すごいですね」
神さま
「運動の順番に気をつけるだけで効果は変わってくる。反対に有酸素運動の後に筋トレを行うと成長ホルモンの分泌が著しく下がることもあるから気をつけろ」
あなた
「わかりました」

スポーツウェアを新品でそろえるはよいのか

新しいものをそろえてから取り組もうとする人もいますが、意外と正しかったりします。

あなた
「今日はバーゲンでたくさんスポーツウエアを買えました」
神さま
「すごい量だな。しかも派手なTシャツばかり」
あなた
「いいじゃないですか。夜に走ることが多いのでなるべく目立とうと。これなんか車のライトに反射するんですよ」
神さま
「まあいい。それで君の気持ちが上がるなら」
あなた
「意外と肯定的なんですね」
神さま
「何でもそうだが形から入る人は多い。悪いことのように思われるが、私はいいと思う」
あなた
「どうしてですか?」
神さま
「何でも最初は形から入るからだ。有名なのが「守破離」だ」
あなた
「しゅ、は、り?」
神さま
「武道や芸能など世界で良く使われ、人が成長する上で重要なステップだ」
あなた
「具体的には?」
神さま
「「守」は指導者の教えを忠実に守り、聞き、模倣する段階。「破」は指導者の教えを守るだけでなく、自分の考えや工夫を模索し試みる段階。「離」は指導者から離れ。自分自身の形を作る段階になる」
あなた
「そんなステップがあるのですね」
神さま
「最初は形から入るものだ、だから、雑誌でも詳しい人でもかまわないので、オススメのものを着ればいい。最近のスポーツウェアは機能が優れているので、投資する価値はある」
あなた
「紫外線をカットしてくれたり、体温を調整してくれるなどすごいですよね。私は(        )を参考にしています」
神さま
「できれば、デザインより機能を重視して欲しいが、本当に運動を極めたくなったら考えればいい」
あなた
「今日は優しいですね」
神さま
「いつもだろ!できれば、自分への投資を惜しまないことだ安いものを買ってケガをしたらもともこもない。私は1000万円貯金するよりも、1000万円使って健康に投資したほうがはるかによいと思っている。病気になったら何も出来なくなってしまうから」
あなた
「まず、私は1000万円も稼げないと思いますが・・・」
神さま
「そう言うな。たとえであって、まずは自分への投資ありきということだ」
あなた
「やっぱり、神さまらしいですね」
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