猫みくじ「疲れているのではなくずっと無理していただけ」

気づいてください 疲れているのではなく ずっと無理してただけ 猫みくじ

この記事は、instagramフォロワー数60万人以上、「そのままでいい」「きっと明日はいい日になる」など累計90万部以上の著者(@yumekanau2)が執筆した記事です。

猫みくじ「疲れているのではなくずっと無理をしているだけ」

仕事が山積みというわけでもない。
やるべきことは一応終わっている。
家事も、勉強も、人付き合いも、なんとかこなしている。

でも、なぜかずっとしんどい。

何がつらいのか分からない。
自分が怠けてるだけなんじゃないかと、責めてしまう。
周りはもっと大変そうなのに、どうして自分だけこんなに苦しいんだろう、と。

その疲れの正体。
実は「やることの量」ではなく、
ずっと感情を抑えて過ごしていることかもしれません。


人が本当に疲れるのは、感情を“感じさせてもらえない”とき

たとえば、職場でこんな経験はないでしょうか?

  • 上司の言葉に傷ついても、表情は変えずに「はい」と返す

  • ミスを指摘されても、内心では動揺しながらも平然を装う

  • 本当は不安なのに、「大丈夫です」と笑ってしまう

こうして感情を押し殺して、社会の“正しい人”を演じることが、
どれだけ人を消耗させるか。

身体は座ってるだけ。
なのに、心はずっと戦っている。

これが、一日終えたときにぐったりする理由なんです。


感情を「なかったこと」にするのは、自分を裏切ること

「怒らない自分でいなきゃ」
「泣かない方が大人だ」
「疲れてるなんて言ったら甘えだと思われる」

そんな“正解”を生きようとすると、
自分の本当の感情が居場所を失ってしまう。

たとえば本当は「しんどい」と思っていたのに、
言葉にできないまま一日を終える。

すると、心の奥にモヤモヤが残る。
そしてそれが、疲れというかたちで、身体に出てくる。


具体的なエピソード:ずっと「いい人」でいようとした結果

ある女性が、職場で「いい人」を演じ続けていました。

仕事は頼まれたら断らない。
後輩の相談にも必ず乗る。
飲み会も誘われれば出席する。

でも、ある日突然、朝起きられなくなりました。
目が覚めて、涙が止まらなかったといいます。

病院に行ったところ、「うつ状態」と診断された彼女。
医師に言われた一言が胸に刺さったそうです。

「あなたは、自分の感情に嘘をついてきたんですね」

彼女は、ようやく気づいたのです。
「疲れた」のではなく、「ずっと無理をしていた」ことに。


“何もしない”より、“何も感じないふり”が人を壊す

人間は、行動するよりも、感情を抑えるほうが圧倒的にエネルギーを使います。

  • 悲しみを見せないように笑う

  • 怒りを飲み込んで「気にしてない」と言う

  • 本音を言わずに、建前で関係を保つ

そのすべてに、膨大な力が使われている。

つまり、「疲れた」と感じる理由の多くは、
感情を感じないふりをする時間の長さに比例している。


感じることを、自分に許すという選択

じゃあ、どうすればいいのか?

それは、とてもシンプルです。
「ちゃんと感じること」を、自分に許すこと。

  • 嫌だったことは、「嫌だった」と言葉にしてみる

  • 悲しいときは、無理に元気にふるまわない

  • 怒りを感じた自分を、否定しない

  • 「疲れた」「もうやめたい」と思ったら、それを受け止める

これだけで、心は少しずつ回復していきます。

感じることは、弱さじゃない。
むしろ、それは生きている証そのものです。


「感情を解放する場所」が、心の逃げ場になる

だから必要なのは、安心して感情を出せる逃げ場です。

  • 信頼できる友人との深夜の電話

  • 誰にも見せない日記

  • 心に寄り添ってくれる作品や音楽

  • ゆるされる空気のあるカフェ

  • 無言で泣けるお風呂の中

どこでもいい。
誰かと一緒でも、一人でもいい。

ただ、自分を演じなくていい場所がひとつあるだけで、人は壊れずにすむ。


まとめ:作業より感情が、人を疲れさせる。だからこそ、大切にしたいもの

  • 人が疲れるのは、作業量よりも感情を押し殺す時間の長さ

  • 本音を我慢し続けることが、心をすり減らす

  • 感じることを許せる場所・時間を持つことで、心は回復する

  • 自分に対して正直であることが、いちばんのセルフケアになる


あとがき:今日、少しだけ自分に正直でいられましたか?

「なんでこんなに疲れてるんだろう」
そう思ったとき、
“がんばりすぎた自分”ではなく、
“感じすぎてしまった自分”に気づいてあげてください。

今日は何を感じましたか?
嬉しさ、怒り、不安、悲しさ。
どれも、あなたが真剣に生きていた証です。

どうか、そのすべてを否定しないであげてください。
今日、少しだけでも「自分の本音」に目を向けられたなら──
それだけで、明日は少しだけ軽くなるかもしれません。


🕊 感情を押し殺さなくていい世界を、あなたの内側から始めてください。
それが、あなたの心が休まる第一歩になります。

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